身体が気分を作る(人生さえも!)
脳と身体のネガティブボトムアップサイクルを解除せよ!
身体の状態が気分を作る仕組みを理解し、人生の質を向上させる方法をご紹介します。
🤔 身体と気分の関係を実感する
わかりやすい例
- 胃腸の調子が悪い → なんとなく気分が晴れない
- 頭が痛い → イライラとした気分になる
これらは身体の症状が回復すると、ネガティブな気持ちが嘘のように晴れるので、因果関係が比較的明確です。
💭 著者の猫背体験
学生のころ、今よりもかなり猫背でした。久しぶりに会った友人に「お前は学生のころはだるそうだった」と言われてショック。
思い返してみると、そのころは実際にだるい気分だった気がします。この猫背とだるい気分が関係しているかもしれないと気づいたのはだいぶ後になってからでした。
身体の状態が感情を作ることを「ボトムアップの感情生成」と呼びます。
身体が「気分」の原因であることに気づくことができれば、このサイクルを断ち切り、人生に明るい展望が持てるかもしれません。
⚠️ 気づくことの難しさ
人の気分というのは随分と大雑把なインジケーターです。
気分は様々な要因により変化しますが、原因を明確に認識することは意外と難しいんです。身体になにかあっても、感情は「なんとなく気分が晴れない」といった曖昧な結果を返してきます。
⚡ 身体によるネガティブな気分の原因例
🧠 猫背がだるさを作るメカニズム
胃のあたりに圧迫感が生まれる
胃の圧迫を「闘争or逃走モード」の合図として受け取る
心拍数上昇、血圧上昇、末梢血管収縮(ストレス発動)
警戒感、緊張感、不安感が生まれる
「別に理由はないけど、いつもなんだか心が重い」状態
思考や行動がネガティブ方向に偏り、判断や人間関係のトーンまで暗くなる
💨 呼吸による気分への影響
著者は映像編集などの集中した場面で呼吸を止めるくせがあります。これは明らかに気分を不安定にします。呼吸の抑制は、脳が「闘争or逃走モード」に切り替わり、やばい状態だと認識し、これが感情に影響すると思われます。
💡 今すぐできる3つの対処法
身体スキャンを習慣化する
毎日時間を決めて少しだけ自分の身体をチェックすることをおすすめします。そのためだけの時間を取るのは難しいと思いますので、食前と食後に、姿勢と呼吸をチェックしてみてください。
- 背中は丸まっていませんか?
- 呼吸は浅くなっていませんか?
- 肩に力が入っていませんか?
他にも気分と身体の関係を見つけたら、その原因となる状態を自分で作り出していないかチェックしてみてください。
「なんとなく気分が重い」ときは身体も確認
気分が晴れないとき、まず心の問題を考えがちですが、身体の状態も確認してみてください。意外な発見があるかもしれません。
小さな調整を楽しむ
猫背に気づいたら背筋を伸ばす、息が止まっていたら深呼吸する。こういったことはすぐに結果が出るものではありません。
結果が出ないからといって、めんどくさがらず、1週間続けてみてください。そして、少しでも良い結果が出たらそれを味わってみてください。
🌟 まとめ
そのちょっとした楽しみで、人生の展望が開けるとしたらどうでしょう?
身体の状態に気づき、小さな調整を続けることで、ネガティブボトムアップサイクルを解除し、より良い人生を手に入れることができるかもしれません。